ドッグフードを嫌がる時は変えるべき?判断基準を解説

【記事監修】藤岡

栄養士・開発

病気・体質不適合・わがままを見分ける5つの判断基準

【この記事のポイント】

  • 3日以上連続で食べ残す場合はフード変更を検討、ただし健康チェックが最優先
  • 単なるわがままは「食器を20分で下げる」で対処、病気や体質不適合は即フード変更
  • フード変更の判断基準は「食べない原因」で決まる、5つのチェック項目で見極める

ドッグフードを嫌がる理由は大きく3つに分類されます。第一に、病気や体調不良です。食欲不振は歯周病・消化器疾患・腎臓病などの初期症状として現れます。3日以上連続で食べ残す場合、まず動物病院で健康チェックを受けてください。病気の場合、フードを変えても改善しません。第二に、フードが体質に合っていない場合です。下痢・嘔吐・皮膚トラブルが同時に見られる場合、食物アレルギーや消化不良の可能性があります。この場合は低アレルゲンフードやグレインフリーフードへの変更が必要です。第三に、単なるわがままや飽きです。健康に問題がなく、おやつや人間の食べ物は食べる場合、わがままの可能性が高いです。この場合、フードを変える前に「食器を20分で下げる」「おやつを減らす」などのしつけで対処します。フード変更の判断基準は5つです。①3日以上連続で食べ残す、②下痢・嘔吐・皮膚トラブルがある、③体重が2週間で5%以上減少、④おやつも食べない、⑤元気がない・嗜眠状態、のいずれかに該当する場合は、動物病院で健康チェックを受けた上でフード変更を検討してください。一方、おやつは食べる・元気がある・遊ぶ、という場合は、わがままの可能性が高く、しつけで対処します。フードを頻繁に変えすぎると、消化器系が安定せず、好き嫌いが激しくなるため、最低3ヶ月は同じフードを継続し、効果を見極めることが重要です。

深夜、スマホで「犬 フード 食べない 変える」「ドッグフード 嫌がる 理由」と検索を繰り返し、不安で目が冴えてしまう…そんな状態を解消するために、この記事ではフード変更の判断基準を徹底解説します。

この記事の結論

  • 3日以上連続で食べ残す場合はフード変更を検討、ただし健康チェックが最優先
  • 単なるわがままは「食器を20分で下げる」で対処、病気や体質不適合は即フード変更
  • フード変更の判断基準は「食べない原因」で決まる、5つのチェック項目で見極める

フードを食べない3つの原因と対処法

原因1:病気や体調不良(最も深刻)

食欲不振は、歯周病・消化器疾患・腎臓病・肝臓病などの初期症状として現れます。3日以上連続で食べ残す場合、まず動物病院で健康チェックを受けてください。病気の場合、フードを変えても改善しません。

病気の可能性が高いサイン:

  • おやつも食べない
  • 元気がない・嗜眠状態
  • 下痢・嘔吐が続く
  • 体重が2週間で5%以上減少
  • 口臭が強い・よだれが多い

東京都内でトイプードル(8歳・体重3kg)を飼う30代女性は、「最初は半信半疑だったけど、1週間フードを食べなくなって、動物病院で検査を受けたら歯周病が見つかった。歯石除去の治療後、フードを食べるようになった。フードを変える前に病院に行って正解だった」と語ります。

正直なところ、病気を見逃してフードだけ変えても、症状は悪化する一方です。

原因2:フードが体質に合っていない

下痢・嘔吐・皮膚トラブル(かゆみ・赤み)が同時に見られる場合、食物アレルギーや消化不良の可能性があります。特定の原材料(小麦・トウモロコシ・大豆・鶏肉など)が体質に合っていない場合、低アレルゲンフードやグレインフリーフードへの変更が必要です。

体質不適合のサイン:

  • フードを食べた後に下痢・嘔吐
  • 皮膚を頻繁に掻く
  • 耳が赤くなる
  • 涙やけが悪化

神奈川県内で柴犬(5歳・体重9kg)を飼う40代男性は、「以前のフードを食べると必ず下痢をして、動物病院でアレルギー検査を受けたら小麦アレルギーと判明した。グレインフリーフードに変えたら、下痢が改善して食いつきも良くなった」と満足しています。

実は、食物アレルギーは数ヶ月〜数年かけて発症することもあり、同じフードを長期間与えていても突然症状が出る場合があります。

原因3:単なるわがままや飽き

健康に問題がなく、おやつや人間の食べ物は食べる、元気がある、遊ぶ、という場合、わがままの可能性が高いです。この場合、フードを変える前に、しつけで対処します。

わがままの可能性が高いサイン:

  • おやつは食べる
  • 元気がある・遊ぶ
  • 飼い主が見ていると食べない
  • フードにトッピングを混ぜると食べる

フード変更の判断基準5つのチェック項目

チェック1:3日以上連続で食べ残すか

1〜2日食べない程度なら様子を見ても問題ありませんが、3日以上連続で食べ残す場合、動物病院で健康チェックを受けてください。

チェック2:下痢・嘔吐・皮膚トラブルがあるか

フードを食べた後に下痢・嘔吐、皮膚を頻繁に掻く、などの症状がある場合、体質に合っていない可能性があります。低アレルゲンフードへの変更を検討してください。

チェック3:体重が2週間で5%以上減少したか

体重5kgの犬が250g(5%)減少した場合、栄養不足の可能性があります。フードの量やカロリー密度を見直してください。

チェック4:おやつも食べないか

おやつも食べない場合、病気の可能性が高いです。すぐに動物病院に相談してください。おやつは食べる場合、わがままの可能性が高いです。

チェック5:元気があるか

元気がない・嗜眠状態の場合、病気の可能性が高いです。元気がある・遊ぶ場合、わがままの可能性が高いです。

わがままへの対処法3つ

対処法1:食器を20分で下げる

フードを出して20分経っても食べない場合、食器を下げてください。次の食事時間まで何も与えません。これを繰り返すことで、「今食べないと食べられない」と学習します。

愛知県内でゴールデンレトリバー(3歳・体重28kg)を飼う50代女性は、「以前はフードを1日中置いていたけど、全く食べなくなった。獣医さんに『20分で下げて』と言われて実践したら、3日目から完食するようになった」と話します。

対処法2:おやつを減らす

おやつを与えすぎると、フードを食べなくなります。おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑えてください。

対処法3:運動量を増やす

運動量が少ないと、お腹が空かずフードを食べません。散歩の時間を増やす、遊ぶ時間を増やす、などで運動量を確保してください。

ケースによりますが、わがままの場合、フードを変えても一時的に食べるだけで、すぐにまた食べなくなる可能性があります。

よくある失敗と対策

失敗1:病気を見逃してフードだけ変える

食欲不振は病気の初期症状の場合があります。フードを変える前に、必ず動物病院で健康チェックを受けてください。

失敗2:わがままに甘やかしてフードを頻繁に変える

フードを頻繁に変えると、消化器系が安定せず、好き嫌いが激しくなります。最低3ヶ月は同じフードを継続してください。

失敗3:おやつを与えすぎてフードを食べなくなる

おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑えてください。与えすぎるとフードを食べなくなります。

よくあるのが、「可愛そうだから」とフードを変え続けるパターンです。実際は好き嫌いが激しくなり、栄養バランスが崩れます。

よくある質問

Q1. 何日食べなかったらフードを変えるべきですか?

A1. 3日以上連続で食べ残す場合、動物病院で健康チェックを受けた上でフード変更を検討してください。

Q2. おやつは食べるけどフードは食べない場合、どうすればいいですか?

A2. わがままの可能性が高いです。食器を20分で下げる、おやつを減らす、などのしつけで対処してください。

Q3. 下痢・嘔吐がある場合、すぐフードを変えるべきですか?

A3. まず動物病院で健康チェックを受けてください。体質に合っていない場合、低アレルゲンフードへの変更を検討します。

Q4. フードを変えても食べない場合は?

A4. 病気の可能性があります。動物病院で詳しい検査を受けてください。

Q5. わがままかどうかの見分け方は?

A5. おやつは食べる・元気がある・遊ぶ、という場合はわがままの可能性が高いです。

Q6. フードを変える頻度はどれくらいですか?

A6. 最低3ヶ月は同じフードを継続し、効果を見極めてください。頻繁に変えると消化器系が安定しません。

Q7. トッピングを混ぜてもいいですか?

A7. 一時的には効果がありますが、トッピングがないと食べなくなる可能性があります。まずしつけで対処してください。

Q8. 食べない時、絶食させてもいいですか?

A8. 子犬・小型犬は低血糖のリスクがあるため、12時間以上の絶食は避けてください。成犬は24時間程度なら問題ありません。

Q9. フードを温めてもいいですか?

A9. 人肌程度(30〜40℃)に温めると香りが立ち、食いつきが良くなる場合があります。

Q10. ライフステージが変わったらフードを変えるべきですか?

A10. はい。子犬から成犬(8〜12ヶ月)、成犬からシニア犬(7歳)で必ず切り替えてください。

まとめ

  • 3日以上連続で食べ残す場合はフード変更を検討、ただし健康チェックが最優先
  • 単なるわがままは「食器を20分で下げる」「おやつを減らす」で対処、病気や体質不適合は即フード変更
  • フード変更の判断基準は「食べない原因」で決まる、病気・体質不適合・わがままを見極める
  • フードを頻繁に変えすぎると消化器系が安定しない、最低3ヶ月は継続する
  • おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑え、与えすぎに注意

こういう人は今すぐ相談すべきです。「愛犬が3日以上フードを食べない」「下痢・嘔吐が続いている」「体重が急激に減少している」という状態なら、かかりつけの動物病院に相談してください。迷っているなら、まず健康チェックを受け、問題なければフード変更を検討しましょう。正しい判断基準で対処すれば、愛犬が毎日おいしく健康な食事を楽しめ、散歩で元気に走り回る姿を見て、家族との時間に笑顔が増えます。その喜びこそが、正しい対処法を選んだ人だけが得られる価値なのです。


 

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